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Vietnam -ホイアン-

  • 2014年12月27日
  • 読了時間: 4分

ながいふゆやすみのはじまりに ベトナムはホイアンにいってきました。

タンソンニャット空港から ダナン空港へ。

宿泊地からホイアンの街までは2キロほど歩かなければならないとのこと。

初の東南アジアひとり旅、夜の到着。

う〜んそれでもやっぱり 歩いていこう!

よし決めた、と意気込んで 生温い風と 糸みたいな雨の中にするっと入っていった。

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夜のホイアンの街は、音もない糸みたいな雨に打たれていて、

らんたんの灯りがぼんやりと 河の上をゆらゆらする。

らんたん売りは観光客の袖を引き引き とにかく商売。

アオザイを纏った謎の美女。写真撮影か。(それにしても とてもウツクシイ。)

細い橋の上にいる たくさんの物乞い老婆たち。

何百年も前からそこにある 湿って 黒光りしている建物群。

ホイアンでは町家再生大成功、たくさんの古民家がらんたんの灯りに照らされて

土産店として、カフェとして、生き生きしている。

建物が喜んでるみたい。ねぇこっち向いてよ、私って、どう?って、語りかけてくる。

なんだかとっても 女性的。

P1060674.jpg

台湾の九份は、湯婆婆の経営している「油屋」みたいだったけど

ここは千尋のお母さんとお父さんが豚になっていく、あの夕暮れの屋台のよう。

屋台でホイアン名物「透きとおったワンタン(white rose)」とフォーを食べながら

(これもまた、美味しい)、映画だったらきっと 私だけじゃなくて

相席でせっせとモリモリ食べてる多国籍のみなさんも いっしょに豚になりそう。

P1060681.JPG

そこにいる人はこの上なく現実的なのに、そこに在るものは幻想的で、 

とても惹かれました。

滞在時間はあと半日しかないから

翌朝はちょっと早起きして 街へ出かけました。

P1060749.jpg

ホイアンでは 全体を通して「犬」がとても印象的でした。

写真の朱い橋は「日本橋」という名前で、日本人が建てたんだそう。

その守り像も(京都のお寺でいうところの仁王像みたいなかんじ。狛犬じゃなくて。)犬だった。

直島みたいに猫の島(or街)はよくみたけど ここは犬の街。

シェパードみたいな大型犬が、餌を漁ってるのを見たときはさすがに一瞬固まったけど、

ここでは犬というものは、首輪をつけて愛玩するのではなく、

そのへんに居るものであり、食べることもあり、等々

言うなれば 人間とは首輪のない付き合いをしているのかもしれないと思いました。

けして人間にしっぽを振ったりしないその姿も

なかなか堂々としていて よかった。

P1060751.JPG

ホイアンの街の色は、時間の経過を耐え抜いた褪せた黄色。

ローマの街みたいな 濃厚で乾いた 明るい黄色ではなくて

何百年もの間に降った たくさんの雨の筋が 家々の壁を伝っていって、

空気いっぱいの湿った水が だんだん ぼんやり壁の色を空気に滲ませていくような黄色。

だからこそこの街には くっきりとした色のらんたんが映えるんだろうと思いました。

P1060964.JPG

そして、なんといっても市場がすごかった。(とても、よかったという意味です。)

ホーチミンの市場にも出かけたけれど、生活密着度が違うからか

鮮度(ならびに切迫感)が浮き彫りになる。

P1060824.JPG

籠の中に入っている魚やエビはまだ生きてるし、

小さな檻に入れられた鶏はまだ生きてるし(売ってる人は撫ぜてるし!!)、

たくさんのベトナム語の怒声が響き合う中、ツアーの観光客もてんこ盛りに合わさっている。

道路ではシクロがあちこち動き回って、細い道ですら反対側に渡るには「よし行くぞ!」と

決め込まないと渡れない。

笑顔でぼったくる現地のおじちゃんおばちゃん、たくさんのなにかの音、

排気ガスと「生モノ」が混じり合う中で、わたしは「今を、生きてるー!!!」と実感しました。

きっとこのおじちゃんおばちゃんたちは、明日をも知れぬ貧乏の中で暮らしてる人も

いるんだと思う。(職業バイクタクシー運転手のソンさんは、自分がそうだって言ってた。

騙されてるわけではないと思う。)

生きることに、必死だし、真剣だ。生活がかかっているから。

「今」を真剣に生きてる。

その積み重ねで、学校に行かなくたって、日常英会話や日本語会話もできちゃう。

日本にいる人間とベトナムにいる人間では、生きてる「熱量」が違う。

ベトナム人でも、怠惰に寝てる警備員さんとか昼間からビール飲んでる兄ちゃんはいたけど、

日本にたくさんいる 涼しい顔ですまして なんとなくぼーっと低体温で生きてる人は 

少ないんじゃないかなって思った。

恵まれた環境にある人が あの熱量で生きられたら、それはすごいことです。

そういう人が、日本に、わたしの周りにも、たくさんいる。

翻って 自分はどうかといわれたら なんとなく焦るけど 行動にはうつさない

「このままじゃいけないんじゃないかな」って思っているのに

壁の前で逡巡してずっとたっているだけの 低体温の人だなと思う。

燃やさなきゃ、命を!って前向きに思いました。

今を真剣に生きること。

吹けば飛ぶようなローソクの灯から、キャンプファイヤー目指して。

(とりあえずはガスボンベくらいを目指して・・・)

次はホーチミンを描きます。


 
 
 

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